・プロのようにリスクを受け止めた時、
マーケットの動向を脅威として理解しなくなるだろう。
何の脅威もなければ、何の恐怖もない。
恐怖がなければ、勇気の必要もない。
ストレスがなければ、精神力の必要はない。
そして自分が無心になれるかどうかを恐れていなければ、
自制心の必要などない。
・自分で責任をとる
・客観的視点偏見なくマーケットを見る
・マーケットが発している情報はプラスもマイナスも帯びていない。
情報がプラスやマイナスを帯びているのは、唯一自分の心の中だけ
・理解、意識的な認知、そして連想という
自然な性向を回避する方法の習得が、
一貫性を達成するのに大きな鍵となる
【必要な能力】
①恐怖心や過信なくトレードを執行する能力
②その観点から、マーケットが提供しているものを認知する能力
③「今この瞬間の機会の流れ」の中で完璧な集中力を維持する能力
④自然に「ゾーン」へ達する能力
・最高のトレーダーは、
不確定に対する信念が非常に強力であるおかげで、
自分の心が「今この瞬間」の状況から
直近のトレード結果を連想するのを防いでいる
・自分が「ゾーン」にいる状態とは、
本質的に自分の心とマーケットが
同調している状態を意味する。
その結果、あたかも自分自身と
その他のマーケット参加者の集合的意識の間に
何の分け隔てもなくなったかのようになり、
マーケットがまさに何をしようとしているか
感じられるようになる。
それには、
「マーケットの真実に対して心を開いた状態にしておく」ことと、
「左脳、右脳の分業で越える必要がある」
・柔軟な精神状態こそトレードに理想的なもの
・最上級者は、リスクを前もって定義する、
損切りをする、システム的に利食いをする。
全てのトレードは予測できないから。
・典型的なトレーダーは、
トレードを仕掛ける前に自分が正しいという
確信を持ってから実行する。
間違えたくないから。
他の間違えたトレードを連想してしまう。
そうではなく、リスクを受け入れてトレードする。
・自分の規則に厳格であり、自分の期待に柔軟でなければならない
・結果の不確実性を信じれば、
躊躇するわけがない
・トレードを仕掛ける前に、
勝算が自分にあると知っている
・トレードが機能していると判断するまで、
いくら費やせるか知っている
・そのトレードで利益を出すために、
次に何が起きるか知る必要はないと知っている
・ランダムで一貫しないアプローチこそ、
自分で恐怖を生み出している
・私たちの心には、自然に「客観的に」なるとか、
「今この瞬間」にいると考えられる回路はない。
つまりこうした観点から考えられるように、
自分の心を積極的に鍛えなければならない
【根本的真実】
・何事も起こり得る
・利益を出すためには次に何が起こるか知る必要はない
・優位性を明確にする一定の可変要素において、
勝ち負けはランダムに分布する
・優位性があるとは、
あることが起きる可能性が
もう一つの可能性よりも比較的高いことを示しているに過ぎない
・マーケットのどの瞬間も唯一のものである
【信念の基本的な性格】
①信念はまるで独立しているかのような性格を持つ。
現在の形を変えようとする如何なる
フォース(力)にも抵抗する。
信念の存在をなくしたりすることはできない。
信念のエネルギーは転換するだけ。
信念を処理する最も簡単で効率的な方法は、
エネルギーを抜き出して、
そっと非活動的・非機能的な状態にしておくこと=非活性化
構造は損なわれないが、
エネルギーが存在しないので、
行動や情報の解釈にフォースとして
作用する可能性がない。
信念を効率的に転換する秘訣は何か?
それは「理解」。
信念そのものを変えるのではなく、
自分の願望の実現や目標達成に役立ちそうな、
より有益な別の概念を探し出し、
エネルギーを旧来の概念から
その新しい概念へと転換させるだけ。
②全ての活動的信念が表現を求める
マーケット情報を脅威として
定義してしまう可能性の根源は「期待」。
期待の根源は「信念」である。
意識的に非活性化させる過程を経ないかぎり、
信念はエネルギーを蓄えたまま心の環境に存在する。
信念の本質についての理解を頭に入れてもなお、
依然としてトレード時にマイナスの心理状態を
経験しているとすれば、
確率的結果について「知って」いることと、
心の環境で他のことを訴えている(表現を求めている)
多くの他の信念との間に、
矛盾が生じていると考えられる。
次に何が起こり得るか分からないと信じているのならば、
マーケットからは具体的に何が予測できるだろうか?
「分からない」と答えられれば、大正解。
何が起こるだろうが、
その何かは必ずしも具体的には
利益であるわけではないと信じていれば、
脅威や苦痛としてマーケット情報を定義し
解釈する可能性がどこにあるだろうか?
「どこにもない」と答えられれば大正解。
積極的に瞬間の唯一性を信じる心を鍛える行動をすべき。
新しい信念を作り出し、それに矛盾する信念を
非活性化しなければならない。
トレーダーとして一貫した成功を達成する秘訣。
③心の環境に存在することを意識的に認知するか否かにかかわらず、
信念は機能し続ける
【自己評価】
誰にでも自己評価の感覚がある。
この感覚を最もうまく解明できるのは、
自分の成功と反映を更にもっと上のレベルにまで
蓄積・確立しようとする試みを支える(あるいは妨げる)可能性が
あるすべての活動的信念(意識にあるものも潜在的にあるものも)を
リストにする方法である。
そしてプラスを帯びた信念にあるエネルギーを、
マイナスを帯びた信念にあるエネルギーを比較する。
【トレーダー的思考法】
例え自分の分析が「完璧」に正しかったケースが
過去に何度あったとしても、
知らない状態でトレードを実行しなければならない。
だから難しい。
◯第一段階は機会的段階
・際限のない環境で行動するために必要な自己信頼を築く
・売買システムの完璧な執行を学ぶ
・確率(5つの根本的真実)で考えるように心を鍛える
・トレーダーとしての一貫性に対して強く揺るぎない信念を確立する
◯自己観察
一貫性を構築するプロセスの第一歩は、
自分の思想・発言・行動に注目することから始まる。
信念に寄与し、増強するから。客観的に自己観察する時、
結果からマイナスの判断や如何なる自己卑下もしてはならない。
ミスを防ぐための第一手段は、
ミスについての自分の考え方の把握である。
ミスに自分がどのように対応しているかというプロセスを観察できなければ、
常にミスを経験した後にミスを認識し、
後悔や欲求不満にさいなまれる。
ミスは心の自然な動き(機能)から生じてしまう。
①全ての信念が自分の願望と完全に調和している
②全ての信念が、環境の観点からもたらされるものと完全に同調するように構造化されている
③主観的段階
マーケット動向の本質について今まで学んできたことを利用して、自分のしたいことが何でもできる。ミスを犯す可能性を監視する方法を習得しておかなければならない
④直感的段階
なろうとしてなれるものではない。唯一知っている直感的になろうとする方法は、自分の直感的衝撃を最も効果的に察知し反応できると考えられる心理状態を設定すること。
私は一貫した勝者である。なぜなら、
①私は自分の優位性を客観的に確認している
②私は全てのトレードでリスクを前もって決めている
③私は完璧にリスクを受け入れている。あるいはトレードを見切ることをいとわない
④私は疑念も躊躇もなく自分の優位性に従う
⑤私はマーケットが可能にしてくれた勝ちトレードから利益をつかみ取る
⑥私はミスを犯すことへの自分の対応を継続的に監視している
⑦私はこうした一貫した成功の原理の絶対的必要性を理解している。従って決してそれを破らない、
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